宅配♯12 宅配で稼ぐコツ

今回は【宅配で稼ぐコツ】についてご紹介していきます。
これから宅配を始める方はこの記事を読むと宅配で稼ぐイメージがしやすくなると思いますし、宅配をするかしないか決めやすくなると思いますので、是非ご覧ください。

それでは、成果報酬型(※)で業務委託を受けている個人事業主が宅配で稼ぐには、まず第一に配達完了の荷物をたくさん増やすことが重要です。
(※成果報酬型⇨配達完了の荷物1個150円前後)

当たり前だと感じるかと思いますが、宅配で稼ぐにはやはりこれが1番です。

たくさんの荷物を配達するには、そもそも荷量の多い地域であることと、その荷物をなるべく早く配達して不在で持ち戻る荷物を限りなく0にすることが必要です。

(最近では置き配達が主流になってきているので、不在が以前よりは出にくくなっている営業所も多いと思いますが、まだまだ不在が多く出る地域もあると思いますので説明しておきます。)

また荷量が少ない曜日に休む点も稼ぐなら外せないポイントです。
(委託する会社によって違いますが主に月曜日などに荷物の量がかなり少なくなる傾向があります。

どれだけ少なくなるかというと、これも担当する地域によって違うので正確には言えませんが、だいたい普段150個くらいの荷量がある地域でも月曜日だけは80個しかなかったりします。そうすると差は70個で配達完了1個150円だった場合は10,500円も差が出てしまうので稼ぎたい場合はこのような日を休みにします。

ちなみにトマトの経験で1番少なかった地域は、通常時で100個程度、月曜日に50個を下回ることもありました。
そうなると1日のほとんどを休憩して過ごせる代わりに売上はかなり減ります。

荷量が少ない日は何個配達しても報酬額が変わらない固定報酬型の業務委託ドライバーや正社員の方々に任せましょう。

荷物が多くて嬉しいのは成果報酬型のドライバーだけで実は他の契約のドライバーは荷量が少なければ少ない程ラッキーだったりします。)

荷量の多い地域というのは、【宅配♯4 1日の配達個数】で説明しているのでまだご覧になられていない方はとても重要な項目なので、是非そちらも参考にしてみてください。

次に上記で荷物をなるべく早く配達して不在で持ち戻る荷物を限りなく0にすることが必要と書きましたが、そのことについて説明していきます。

最近では置き配達が主流になってきてはいますがAmazonなどの宅配企業と違って、まだまだ手渡しが原則という宅配企業もあるかと思います。

手渡し配達が原則の宅配企業で勤務する場合、お客様は日中仕事をし18時以降に帰宅される方が多いので午前と午後で多い地域だと30件くらい不在が出ることもあるかと思います。

1個150円の荷物が30個で売上は4,500円分です。

なので30個の不在を不在のまま持ち帰るとこの場合は、4,500円売上が減ります。

1日の売上を上げるためには、夕方以降は不在だった荷物もお客さんからの再配達依頼がきていなくても当日中の再配達依頼があったものと混ぜながらもう一度自主的に再配達した方が売上はあがります。

そして、お客様にも喜んで頂けるので一石二鳥です。

(※もちろん、稼ぎを重視しない場合や物量がかなり多いような日は依頼のないものまで当日中に再配達をする必要はありません。所属する企業によって翌日以降に自主的に再配達をする企業と一度行ったら依頼があるまで再配達しない企業もあります。特に郵便局は自主的な再配達は基本的にはしません。)

次に、配達が遅い場合と早い場合を比較してみます。
1日8時間配達するとして、1時間に20件20個配達できた場合と25件25個を配達できた場合を比べてみると、1日に40件40個の差が発生します。

40件40個というと配達に1時間以上かかる量の上、配達完了1個150円であれば1日の売上が6,000円も変わってしまいます。

もちろん、配達が可能な時間内であれば10時間近くかけて配達しても大丈夫ですが、配達時間が長くなると自分自身もきついですし、上記で説明した通り売上をあげたい場合は、当日の再配達の時間なども残しておかなければいけません。

また当日中の再配達依頼は多い時だと10件を超えることもあると思います。

そのため、宅配で稼ぐ場合には1時間でたった5件くらい配達できなくてもいいやと思わずにたくさんの荷物を配達し、18時以降は当日中の再配達ができる時間を確保しておくことが大切です。

もちろん配達に慣れていない最初の頃は、周りの人が手助けをしてくれると思いますので、売上をあげるよりも慣れることを優先し、自分を精神的に追い詰めなくても大丈夫です。

慣れていない間は、時間や日付指定のないものは翌日などにまわして、荷量が少ない曜日で調整しながら配達することもできます。

(※配達に慣れる前のサポート体制がない仲介企業もあります。宅配の業務委託契約時の説明会や面談では、念の為に慣れるまでの荷物量やサポート体制を聞いておくと安心です。)

(⚠️慣れてきて物量が少ない日を休日にした場合、物量が少ない日に残していた荷物は代走ドライバーが配達し終わると思うので残した分は売上がさがるという点に注意し、稼ぎたい場合は自分の休日までに到着している荷物は全て配達しておきましょう。)

では、どのように工夫すれば早く配達を終えることができていたかトマトの経験で配達のスピードが上がると感じた配達方法を紹介します。

(⚠️Amazonなどは大きな袋に地域ごとに積み込む方法などを採用しているようなので、あくまでもトマトが経験できた郵便局と佐川急便で使用できた方法です。)

まず積込方法についてです。

よく1丁目、2丁目、3丁目、、と大まかな住所ごとにわけて積み込む方法時間指定ごとにわけて積み込む方法などがありますが、トマトが配達スピードがあがった積込み方法は【配達する順番に1つずつ荷物を並べていく方法】です。

これは頭の中にある程度地図が入っている状態かそうでなければ地図を見ながら積み込む方法になるので慣れてしまえばあっというまですが、慣れていないと積み込みに少し手間と時間がかかります。

文章だけでは伝わりにくいと思いますが、まずは仕分けされた自分のカゴ台車の荷物を端末に読込みます。この時に1丁目や2丁目などと地域ごとに分けておきます。この時に午前指定だけまとめていてもいいと思います。

読込みと仕分が終わったら、時間帯指定も考えながら、順番に荷物を並べていきます。(この時に午前指定だけメモに書き出しておくとより安心です。)

運転席側から並べ、配達の時に順番に取っていきます。

できれば1番奥に不在置場を作っておくと作業がしやすいですが、物量が多く作れない時もあります。

そして、配達に向かいます。
1丁目を配達スタート地点とすると1丁目から配り始めて2丁目3丁目と配ってまた2丁目1丁目と戻って積込所に戻ります。

(積込所からみて、3丁目がスタート地点になるなど、その都度スタート地点は配達しやすい順番に変えてください。)

下図で説明すると、
まずは時間指定なしと午前指定の1丁目から5丁目までを配達します。
そして、5丁目では午前指定と時間指定なし、さらに12-14時指定を混ぜながら配達していきます。

5丁目(積込地から1番遠い区画)で12時がくるように配達するのがポイントです。
少し時間が早ければ休憩がてら5丁目で時間を潰します。

12時を回ったら5丁目から1丁目まで12-14時指定のみを配達しながら積込地に戻ります
(12-14時指定は少ない傾向があるのでそんなに時間はかからないと思います。)

⚠️時と場合により、午前指定が間に合わなそうな場合は午前指定だけ先に配達しても大丈夫です。

⚠️配達漏れを防ぐためにも午前指定だけメモに書き出しておいたり、営業所によっては端末に時間指定の荷物を時間ごとに洗い出して一覧にしてくれているので都度確認することが大切です。
(トマトの経験上、端末表示の時間指定は100%信用できるとは言えなかった為、積み込む時に自分の目でも午前指定かどうかは伝票でも確認しておいた方がいいかもしれません。)

→(赤矢印):午前指定+指定無し 

→(茶色矢印):12-14時指定


この方法は配達地域についてから荷物を探すという工程を省け、順番に荷物を取っていくだけなのでかなり早いです。

そして、荷物を取る時に次の荷物の住所を一瞬の隙にでも見ておくといちいちまた次に向かう場所を考えなくてすみますし、配達漏れも防ぐことができます。一件でも配達漏れがあるとまたあとで戻ってこなくてはいけなくなるので、かなり時間のロスが生まれてしまいます。

稼ぎたい場合は宅配ではたった10分のロスでもかなりのロスです。

地図を覚えていない間は積込に時間がかかりますが、地図を見ながら丁寧に順番通り積み込んでおきます。

3ヶ月もすればだいたいの住所は頭の中に入るようになっていると思います。

他には、荷物に貼付されている伝票の配達証だけ剥がして荷物ではなく配達証を配達する順番に並べて配達する人や、地域ごとに分けておく人や時間帯ごとにわけて積み込む人もいましたが、配達の途中であの荷物はどこだろうと探す手間が増えたり、配達漏れが出たりするのでトマト的にはあまりおすすめではありません。

🍅トマトは配達証も現地で剥がすようにしていたのでその分スムーズに配達できていたと思います。

(🔰荷物には配達証が宛先用、営業所用など数種類貼ってあるので営業所用は事前に剥がしていてもなくさない限り問題ありません。)

しかし、ご紹介した方法はあくまでもトマトがやりやすかっただけの方法なので万人に当てはまるかはわかりません。
なので、自分に合った配達方法というのもあるかもしれないので色々試してみるのもいいと思います。

そして、配達先ではなるべく玄関の近くに車を停めることも大切です。
もちろん、交通ルールや他の車の邪魔になってはいけないので慣れるまではどこに車を停めようかと悩むことも多いかもしれませんが、車を降りてからなるべく早くインターホンを押せる停車位置を見つけていきましょう。

しつこいようですが、宅配では数分のロスもかなりのロスなので、なるべく歩く距離は短いに越したことはありません。

どうしても遠い場合は、稼ぐためにも全力ダッシュを心がけましょう。
(※もちろん安全第一です🙇‍♀️)

【宅配で稼ぐコツ】は以上です。
何か皆様のお役に立つことができていれば幸いです。

【♯9 経費について】のところでも触れましたが、この稼いだお金は、経費をなるべく少なくして自分の手取りを守る必要もあります。まだ読んでいない方はぜひそちらも参考にしてみてください。

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